口内炎について

種類

  • アフタ性口内炎
    口内炎の中で、最も多いのがアフタ性口内炎です。ウイルスや細菌、ストレスなど、さまざまな原因が考えられています。初めは粘膜に1、2個の米粒大の白いただれができ、その周囲が赤く腫れて痛みます。1~2週間で自然治癒する場合がほとんどです。治療は体を休めて、うがい薬(アズレンを含む)、ステロイド軟膏、貼り薬です。
  • 単純ヘルペスウイルス性口内炎
    ヘルペスや麻疹、風疹などのウイルスに感染し、唇に白いただれがいくつもできます。とくにヘルペスは 、高熱や激しい痛み、よだれが多く出るなどの症状があらわれます。4歳以下の子ども(特に1歳頃)に多い疾患です。治療は抗ウイルス薬になります。
  • カタル性口内炎
    合わない義歯の刺激を受けた部分や、熱い食べ物で火傷した後などに細菌が感染して起こります。
  • カンジダ性口内炎
    カビの一種であるカンジダ菌によって舌にできる口内炎です。舌の表面に白いブツブツがたくさんあらわれます。免疫力の弱い子どもや、糖尿病などで体の免疫力が低下している人がかかりやすいといわれています。治療は抗真菌薬になります。
  • 口内炎の原因となる主な疾患
    消化器や目など、全身に炎症を起こすベーチェット病、潰瘍性大腸炎、性感染症、口腔ガン。また、体の免疫力が低下する糖尿病、白血病なども口内炎を引き起こすことがあります。口内炎が非常に治りにくかったり、再発を繰り返すようなときは、注意が必要です。
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