ヘルペス口内炎

症状と経過

ヘルペス口内炎

38~40℃の高熱が続き、口の中に小さい潰瘍(口内炎)ができて、とても痛くなります。通常、口内炎は1個ではなく、口の中の様々な場所にいっぱいできます。
また、歯ぐきが赤く腫れることもあります。口の中が痛いので食べられず、よだれが多くなり、ひどい時には水分も飲めなくなり、脱水症になることもあります。
熱は4~5日でおさまりますが、口の中の痛みや腫れは、1週間ぐらい続きます。

当院での治療

ヘルペス口内炎は、ヘルペスというウイルスの感染で起こるため、ヘルペスウイルスに直接働きかける抗ウイルス薬を処方します。症状を軽くするために、熱やのどの痛みをおさえる薬(解熱鎮痛剤)を使うこともあります。また口内炎そのものには軟膏薬噴霧薬を処方します。

生活上の注意点

のどの痛みのため食欲がなくなりますので、脱水状態にならないように水分をよく摂るようにしましょう。
入浴は高熱でなければ、問題ありません。うつる可能性のある病気なので、コップの共用はやめましょう。

登園・登校について

熱が下がり、のどの痛みが取れるまで、登園登校は控えましょう。
しっかり治ってからでないと、他の子にうつしてしまうこともあります。

ヘルペス口内炎