インフルエンザ検査
症状
潜伏期間は1~3日で、突然の発熱と悪寒、頭痛、関節痛、だるさなどの全身症状がみられ、鼻水、せき、のどの痛みなどの風邪の症状を伴うこともあります。
お子さんでは脳炎や脳症、高齢者では肺炎などの合併症を起こし重症化することも、まれにあります。
当院での治療
インフルエンザの薬には、内服薬「タミフル」、吸入薬「リレンザ」「イナビル」の3種類があります。
どの薬も、発熱後48時間以内に使用しないと効果が出にくいといわれています。
他にも対症的に解熱剤、消炎剤、せき止めを処方することもあります。
登園・登校について
熱が下がっても感染力は持続するため、解熱後も自宅安静が必要となります。
解熱後、体調面に問題がなければ、再度受診する必要はありません。
学校保健安全法の規定では、お子さまがインフルエンザにかかった場合、「発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日間(幼児は解熱後3日間)」は出席停止となります。
そのため、看病するご家族は大変!インフルエンザワクチンは、ご家族そろっての接種がおすすめです。
注意点
熱が下がっても「タミフル」「リレンザ」は5日間しっかりと使用し周りの方への感染を防ぎましょう。また、解熱剤は医師から処方された薬(アセトアミノフェン製剤)以外は使用しないでください。